「お風呂って何でカビが生えやすいの?」「これはカビ?汚れ?」「そもそもカビは落とせる?」と頭を抱える人が多いのではないでしょうか?
私は賃貸アパートの退去後清掃に入ることが多いのですが、お風呂のカビ取りは、すんなり取れる時もあれば手ごわい時もあります。
放置すると、黒ずみ、ヌメリ、悪臭、健康被害まで引き起こすため、早めの対処が肝心です。
この記事では、カビの種類、洗剤の選び方や使い方、どのように掃除をしたら良いのかなど、現場で得た知識と家庭でのリアルな体験も交えて、分かりやすく解説します。
お風呂にカビが生える原因と種類
☝️浴室に発生する主なカビは2種類あります。
赤カビ(ロドトルラ)
黒カビ(クラドスポリウムなど)
放置している時間が長くなるほど根が深くなり、カビ取り剤でも完全に落ちないことがあります。
カビ菌のしくみ・人体への影響
カビの弱点
カビの弱点は以下の3つ。
風呂のカビに効く洗剤の種類と選び方
お風呂掃除でよく使われる洗剤には次のようなものがあります。
| 製品名 | 主成分(濃度) | 補助成分 | 液性 | 主な用途 | 特徴 |
| お風呂用ハイター(液体) | 次亜塩素酸ナトリウム(約2%~3%) | 水酸化ナトリウム、界面活性剤 | アルカリ性 | 浴室全般、黒カビ、排水口、ゴムパッキン | キッチンハイターより成分がマイルド。 |
| カビキラー(スプレー) | 次亜塩素酸ナトリウム(0.5~1%) | 水酸化ナトリウム、界面活性剤 | 強アルカリ性 | 浴槽の黒カビ用(ゴムパッキン、コーキングに強い) | 増粘剤でしっかり密着。スプレー式で使いやすい |
| ジェルタイプ | 次亜塩素酸ナトリウム(濃度記載なし) | 水酸化カリウム、ゲル化剤 | アルカリ性 | タイル目地やゴムパッキン、コーキングに使いやすい | 浴槽のタイル目地やシリコーンコーキングなどの垂直面に塗布しても滑り落ちにくく、カビに長時間作用させる |
| オキシクリーン(酵素系) | 過炭酸ナトリウム(約50~60%) | 炭酸ナトリウム(助剤) | 弱アルカリ性 | 布製品、浴槽、小物、排水口、 | 酵素の泡で汚れを分解。除菌力はあるが黒カビ根には弱い。 |
| 成分 | 役割 |
| 水 | 基礎となる溶媒 |
| 次亜塩素酸ナトリウム | 酸化剤。「カビの汚れを分解する力}の核となる成分 |
| 水酸化ナトリウム | アルカリ剤。液性をアルカリに保つことで漂白力・洗浄力を安定させる。カビ菌への作用や浸透を助ける。 |
| 水酸化カリウム | カビ除去と漂白の効きやすい環境にする下地を作るための成分。 |
| 界面活性剤 | カビの汚れ、皮脂、石鹸カスなどの汚れを浮かせ、水に溶けやすくする。塩素成分の浸透を助ける。 |
| 安定化剤 | 成分を安定な状態で保存するため、長期間使用できるようにする。 |
| 泡調整剤、香料など | 噴射・スプレーしやすくなり、使いやすくするための添加成分 |
- カビキラーでいいのか
- ハイターのほうが強いのか
- オキシクリーンで代用できないか
という洗剤の使い分け問題です。
私が実際に使っていて感じるのは、
この3つのポイントを理解するだけで、カビ掃除がぐっとラクになります。
塩素系漂白剤を使う時の注意点
塩素系は強力なので正しく扱うことが重要です。
用途別・風呂のカビ掃除の正しい方法
●壁や天井、ドアの通気口のカビにはカビキラー(密着性重視)
事前準備
☝️換気を十分にする
- 窓を開けるか、換気扇を回す
- 塩素系漂白剤は臭いが強く、吸い込むと危険
☝️ゴム手袋・マスク・メガネを装着
- 肌や目に刺激があるため、必ず保護する
☝️他の洗剤と絶対に混ぜない
- 特に酸性洗剤(トイレ用洗剤など)と混ぜると有毒ガス発生)
☝️カビキラーを使った掃除手順
- 天井には柄の長いスポンジモップに数回カビキラーをスプレーし塗り広げる
- 数分放置しシャワーで流す
- 乾燥させる
- 壁にカビキラーをスプレーし、天井同様の柄の長いスポンジモップまたは、スポンジで塗り広げ5~10分放置する。(しつこい黒カビは20~30分でもOK)
- シャワーでしっかり流す
- 水気を取って乾燥させる
密着時間が長くなるため、浸透力が上がります
オキシクリーンの分量の目安
- ぬるま湯4リットルに対し付属スプーン1杯前後
- 浴槽に20~30リットルほど溜める場合、スプーン5~7杯程度
☝️掃除の仕方
☝️使い方
- ゴムパッキンの黒カビにジェルを塗り30~1時間ほど放置し、カビが取れてるか確認。
- 取れていない場合は、30分置きに確認し、黒カビが消えたら古歯ブラシなどで擦りながら流してください。
全体に使う場合は、全体を徹底的にブラシで擦り洗い流せるのですが、部分的に使う場合は、ジェルの近くにテープを貼るなど目印があると掃除しやすくなります。
それでも取れない黒カビは根が深く侵入しているためです。
気づいた時にジェルで掃除すると1時間もしないうちに黒い点が消えましたが、数年放置したカビに丸一日放置しても、残りました。
長時間放置を頻繁に行うと素材を傷める原因になりますので、注意してください。
カビの弱点を狙った予防策
塩素系洗剤を使う時の注意点
まとめ
お風呂のカビは、「どんな種類なのか」「どの洗剤を使えば良いのか」を知っておくだけで、時間や労力といった負担が減り、ゴムパッキンや目地の部分はジェルタイプを使うなど、汚れの性質に合わせて使い分けると効率よく落とせます。
私自身、忙しい中で掃除をしていると「今日はいいか」という日もありますが、少しだけ意識するだけでカビの広がり方が変わるのを実感しました。
できる範囲で続けるだけで、お風呂の状態は、しっかり変わり、小さなお子さまやご高齢のご家族ほど、お風呂の清潔さは安心につながります。
ムリなく続けられる方法で、カビの少ない快適なお風呂を保っていきましょう。

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